権威当局によると、「十二五(第12次五カ年計画:2011-2015年)」期間中、国内各地の各部門は、党中央と国務院の方策・指示に基づき、各種措置を徹底的に実施し、エイズ予防・抑制事業には顕著な成果が得られたという。HIV検査の受検者数(延べ人数)は、6000万人から1億4千万人に、エイズの治療を受けている患者は8万6千人から38万7千人に、それぞれ増加した。2010年と比べ、感染者・患者の発見率は68.1%まで上昇、死亡率は57%まで低下した。脱毒治療薬による治療を続けている人の新たな感染率は74.4%に下がり、母子感染による感染率も26.6%まで下がり、「中国エイズ抑制・予防治療『十二五』行動計画」の全体目標はほぼ達成された。
専門家は、「エイズ感染を抑制するための生物学的技術と方法には限界があり、予防・治療側の規模や能力は、急増する業務の需要に追いついていないのが現状だ。社会組織が持つ独自の作用を発揮し、社会的な力を用いた予防・治療事業への取り組みをいっそう強化する必要がある」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月1日
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