エイズは、世界全体が直面している重大な公衆衛生問題である。中国疾病予防コントロールセンターはこのほど、2016年9月末の時点で、エイズウィルス(HIV)の感染者および患者の数は65万4千人、死者数は累計20万1千人と報告されたことを明らかにした。感染ルートで最も多いのが性行為によるもので、2016年1月から9月までで、性行為による新規感染者の割合は94.2%に上った。新華社が伝えた。
12月1日は「世界エイズデー」で、今年のキャンペーンテーマは、「ともにエイズと戦い、予防の手を休めない」に決まった。国家衛生・計画出産委員会の王国強・副主任はこのほど、キャンペーンイベントにおいて、「中国のエイズ予防・抑制事業は顕著な効果が表れており、輸血による感染はほぼ遮断され、薬物注射による感染や母子感染も効果的に抑制され、エイズによる死亡率は眼に見えて低下してきている」と表明した。
国家衛生・計画出産委員会、国連合同エイズ計画(UNAIDS)、世界保健機関(WHO)による評価の結果、2015年末の時点で、中国で生存している感染者・患者は約85万人、感染率は0.06%と予測され、全体的に感染状況は低いレベルにとどまっていることが判明した。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn