中国の市場経済地位を認めるという約束を果たすのに、それほど深い知識はいらない。信用を重んじるだけだ。だが保護貿易主義勢力は信用を知らず、利害だけを知っている。そして中国の市場経済地位認定についてしらを切るのに代償があるのは明らかだ。
中国は世界第一、第二の輸入市場であり、輸入の増加速度は世界の主要エコノミーの上位にある。この市場を失うことの代償はいかほどだろう?日本や韓国と比べれば難なく理解できる。日本はかつて30年近く中国にとって最大の輸入国で、韓国を遥かに上回っていたが、2013年に韓国に抜かれ、その結果韓国の1人当たりGDPは2000年の1万1948ドルから2013年の2万5977ドルへと増加した。この時期、日本の1人当たりGDPは3万7292ドルから3万8634ドルへと微増しただけだった。
そればかりか、中国の市場経済地位認定についてしらを切る西側諸国はさらに貿易、政治交渉の約束の信頼度を失う。この信頼度を失えば、将来代償を払うことになるのは必至だ。ただちには見えないかも知れないが、長い期間続くことになる。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年12月7日
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