2016年も残すところ20日あまりとなり、多くの出勤族は、「有給休暇の完全消化」に向けた年末年始休暇のプランを立て始め、「有給休暇旅行」のプチブームが沸き起こっている。驢■■(■は女へんに馬)旅遊網はこのほど、同社プラットフォームのビッグデータをもとに、「2016年有給休暇旅行趨勢」報告を発表した。同報告の統計データから、11月以降、有職者ユーザーで有給休暇旅行を予約した人の数は、昨年同期に比べ4割近く増加し、寒さを逃れて暖かい島に出かける人が多いことが明らかになった。北京日報が伝えた。
同報告の概要は以下の通り。
旅行日数別にみると、「1-5日間」の有給休暇旅行が全体の64%を占め、「6-10日」は32%、「10日以上」は4%だった。旅行先別にみると、国内人気旅行先トップ10は、三亜、青島、上海、舟山、厦門(アモイ)、北京、桂林、杭州、重慶、蘇州。海外人気旅行先トップ10は、香港地区、ボラカイ島(フィリピン)、日本、韓国、マカオ、バリ島(インドネシア)、アラブ首長国連邦、タイ、ニャチャン(ベトナム)、モーリシャスだった。
さらに、「爆買い」がホワイトカラーの有給休暇旅行の一大傾向となっている。統計データによると、旅行者1人あたりの消費額は3千元から5千元(1元は約16.6円)で、主に、交通費とホテル宿泊代に費やされている。特に、高級ホテルや特色ある民宿が、有給休暇での旅行者を惹きつけている。現地での消費については、各種娯楽活動費が最大の比率を占め、買い物による消費がこれに続いた。
年末が近づき、ビザ緩和政策など旅行に有利な情報が盛んに伝えられている。米国、カナダ、シンガポールが有効期間10年のマルチ(数次往復)ビザを発給したことに続き、イスラエルやオーストラリアも、有効期間10年の中国人向けビザを打ち出した。また、今月から、タイを訪問する中国人観光客が、3ヶ月以内の滞在ならばノービザで入国できることになったことも、タイ旅行ブームを巻き起こすきっかけとなった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月12日
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