中国商務部(省)研究院国際市場研究所の白明・副所長は、取材に対して、「中国は既に、世界における家電強国に伸し上がり、中国産の自動車も頭角を現し始めている。中国がWTOに加盟した第一段階では、主に利益を与え、第二段階で利益を分け合う。中国は世界により多くの利益を与えるようになっている」との見方を示す。
対外経済貿易大学中国WTO研究院の屠新泉院長は、「WTO加盟は中国企業やマクロ経済を活性化させた。中国がわずか15年の間に成し遂げたことは予測をはるかに超えていた」と指摘する。驚くべき貿易規模と急速な発展の背後には、産業構造の最適化と、グレードアップがある。商務部の統計によると、01年から14年の間、中国の一次産品の輸出のシェアが10%から5%に減少したのに対して、工業製品の機械・運輸設備の輸出シェアは36%から46%に増加し、輸出は右肩上がりとなっている。
電子商品の貿易を十年以上行っているというある貿易関係者は取材に対して、「十数年前から海運物流に携わっている。始めは外国商品を輸入し、中国の資源を輸出していた。その後、中国製品を運ぶようになり、業界が転換期に向かい、ここ6、7年は転売で得られる利益が減った。業界の人は技術やデザイン、ブランドなどを競うようになっている。これは、ここ十数年における貿易業界の大きな変化」と話した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年12月13日
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