コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーが15日に発表した最新の研究成果によると、技術のブレークスルーと応用チャンスの持続的開拓という2つのパワーに後押しされて、中国では人口知能(AI)の発展が臨界点に近づいており、大規模な商用化を実現できる潜在力を完全に備えたといえる。たとえば音声識別の応用、自動運転などの分野で、AIの「大ブレーク」が予見できるという。新華社が伝えた。
マッキンゼーはこのほど中国企業80社(うち60社は伝統産業の企業)に対する調査を行い、回答企業の90%がAIは所属産業をひっくり返すほどのパワーになるだろうと答えた。AIがもたらすとみられる影響については、100種類以上の潜在的可能性が挙げられた。また過去10年間に、AIはその誕生以来初の飛躍的前進の時期を迎えたとの見方が示された。
マッキンゼーアジア太平洋地域半導体コンサルティング事業の責任者・唐睿思氏は、「明確なAI戦略の推進やAI戦略をどのように実施するかが、中国伝統産業が未来のAI『大ブレーク』の流れをつかまえる上でのカギになる」と指摘する。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年12月16日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn