韓国文化体育観光部は16日、韓国政府が早ければ2017年1月より、300万ウォン(約30万円)以上の韓国ツアー商品に申し込んだ中国人観光客に対し、「韓流ビザ(仮称)」を発給することを明らかにした。「韓流ビザ」を所持する中国人観光客は、発行後5年間はいつでも韓国を訪問することができる。1回の滞在日数は最長30日となっている。中国中央テレビが伝えた。
○明確な目標:「『ダンピング観光』を一掃、より多くの中国人富裕層を誘致」
韓国を訪れる中国人観光客は、昨年、累計延べ1億人を突破、2020年には累計延べ2億人に達する見通し。また、今年の訪韓中国人観光客は延べ800万人に達し、韓国を訪れる外国人総数の半分近くを占める見込み。
韓国文化体育観光部担当者の談話を引用して韓国聯合ニュースが報道したところでは、韓国政府は来年、30万件の「韓流ビザ」を発給、2020年には最多で100万件を発給する見込み。「韓流ビザ」を発給する狙いは、ツアー価格が不当に安すぎる「ダンピング観光」を一掃し、より多くの中国人富裕層を韓国旅行に誘致することにある。具体的には、ツアー価格300万ウォン(約30万円)以上かつ3泊4日以上の韓国ツアー商品に申し込んだ中国人観光客は全て、ビザ発給申請の資格を得ることができる。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn