タイ領事館はこのほど通知を出し、今年12月1日から来年2月28日までの3カ月間、中国を含む19カ国の大使館および領事館における査証(ビザ)の申請・発行の手数料1千タイバーツ(1タイバーツは約3.2円)を減免し、タイ到着時のビザ申請・発行の手数料を2千タイバーツから1千バーツに引き下げることを明らかにした。新政策が実施されると、中国人観光客は1人あたり200元(1元は約16.5円)の費用節約になる。旅行予約サイト・携程旅行網が2日に明らかにしたとして「京華時報」が伝えた。
公的な統計によると、2016年10月末現在、タイを訪れた中国人観光客はのべ800万人を超えた。今年6月にタイが観光市場の全面的改善を宣言すると、999元や1999元といった激安価格のタイツアーが「ひっそりと姿を消し」、市場では価格3千元以上で品質の確かなツアーが人気を集めるようになり、タイを訪れる観光客は徐々に「自分で追加料金を支払うことがなくショッピングも含まれない高級旅行商品」を選ぶようになった。業界の分析によれば、現在、春節(旧正月、2017年は1月28日)の海外ツアーの予約がピークを迎えており、ビザ手数料減免政策を受けて、タイ旅行に流れる観光客がかなり増えることが予想される。
携程によれば、タイ領事館の通知を受け取ってすぐに、申し込みは受け付けたがビザは発行しておらず、タイ領事館の減免対象期間に手続きをする旅客について、ビザ手数料の230元を返還することにした。またこれからタイツアーを申し込む旅客には、申し込み時のツアー価格からビザ手数料の230元を差し引くという。携程は、春節前にタイのビザ手続きをする場合、タイ側はある程度の数がまとまってから手続きを行う可能性がある。発行までに時間がかかって旅行の計画に支障が出ないよう、手続きの時間を合理的に考える必要があり、できるだけ早く手続きをしてピークの時期を避けるようにした方がいいと注意を促す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年12月2日
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