「第17回日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール論文審査会の挨拶文」
「日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール」は、お陰様で第17回を迎えるに至りました。
そして、本年は「日中国交正常化45周年」に当たり、多くの困難を乗り越えて善隣友好に取り組まれた福田元総理の故郷群馬に於いて、卒業論文審査会を開催することは、意義深く感慨を新たにしております。
さて、第一回の清華大学に於ける審査会を皮切りとして、会を重ねる毎に応募論文の質が高まり、参加大学の数も増加して参りました。
これは、歴代の中国日語教学研究会の助力と関係各位の支援の賜物と感謝をすると共に、「天に星、地に花、人に愛」を理念として設立された当NPOの理念と活動が、広く共感を得たものと自負を致しております。
なお、周恩来総理の故郷である淮陰師範学院の学生は、「古代の中国は日本の先生でしたが、近代に至り日本が先生となり、今はクラスメートです。」と話しております。
したがって、経済力や雌雄を競う関係から、対等に物を言い合う関係に発展したので、その位置付けを巡って、昨今は軋みが生じております。しかし、先人の苦渋と度量に思いを馳せれば、必ずや道が拓けると存じます。
結びに、前橋開催に当たり多大なご支援を頂いたNipponアカデミーの清水理事長を始めとする関係者の皆様と、公務多忙な中で遠路ご参加頂いた審査委員各位に、心からの感謝を申し上げて、主催者の挨拶と致します。
特定非営利活動法人日中友好市民倶楽部理事長・小野寺健
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