答礼の挨拶
尊敬する山本 龍 市長
清水 澄 理事長
小野寺 健 理事長
萩原 朔美 館長
ご在席の皆様、こんにちは。
ただ今より、山本市長から心のこもった御挨拶をいただき、ありがとうございました。この度「第17回日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール論文審査会」のため、日本アカデミーの御招聘をいただき、私たちは山紫水明の群馬県前橋市に来ることができ、大変うれしく思います。
昨日の夜、清水理事長にもお話ししましたが、今回来るメンバーの中は、中国では長年日本語教育に携わっているものが多いけれども、しかし、みんなが群馬県前橋市に来るのが初めてでございます。昨夜の晩餐会で清水理事長から、群馬県は実はシルクロードの東端であり、絹産業から陶磁器産業まで、歴史的にも中国の文化と非常につながりが深いという話を聞いて、今回我々がこの由緒のあるところで、審査会ができたことは非常に幸せだと思います。
「日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール」の主旨は、まさに、中日両国人民の友好交流を促進することになり、このような歴史的にも中国文化と深い絆を持っている当地で開催できたことは、やはり何かの御縁ではないかと思い、山本市長をはじめ、皆様の暖かいおもてなしに対して、心から感謝の意を申し上げたいと思います。
今年は、中日国交正常化45周年という節目の年に当たります。この45年間の間に、中国と日本はいずれも大きな変動が起こっております。世界も毎日目まぐるしく変化しております。そのような情勢の中で、中日両国の間にもいろいろ複雑な問題を抱えております。しかし、その中で両国人民の友好を願う心は永遠に変わらないものだと思います。グローバル化の時代とインターネットの時代は、正に人民が世の中を動かす時代ではないかと思います。
昨日、皆さんが「群馬県」の名前の由来が何かと興味を持ちましたので、調べてみると、「群馬は『馬が群れる』という意味であり、貴重な馬が群れている豊かな土地であった」とありました。我々は、是非今回の訪問をきっかけに、日本アカデミーの皆さんと、前橋市民の皆さんと、群馬県民の皆さんとひいては日本人民の皆さんと一緒に団結して、大きな「群」を成して、そして、千里を一気に走る「馬」のような勢いで、中日両国人民の友好のために、アジア乃至世界平和のために、一生懸命に努力していこうではありませんか。
どうもありがとうございました。
前中国日語教学研究会会長 徐一平
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn