「第17回日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール 論文審査会の挨拶文」
みなさま
おはようございます。
本日、NPO法人日中友好市民倶楽部の主催による「第17回日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール論文審査会」は、ここ、美しい前橋市にあります学校法人NIPPON ACADEMYにおいてめでたく開催される運びとなりました。
私は、中国日語教学研究会を代表いたしまして、主催者のNPO法人日中友好市民倶楽部と、開催者のNipponアカデミーに対しまして、衷心より感謝を申し上げたく存じます。貴重なご支援とご協力をくださいました前橋市長山本龍様を始めとする日本の関係者各位、教学指導委員会主任修剛先生を始めとする中国の関係者各位に対しまして、深く御礼申し上げます。
「日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール」は、これまでは16回開催されました。当コンクールは「専門性の高い日本語学習者の育成」を促進するために、重要な意義があると中国の各大学で広く評価されております。ここに、僭越ではございますが、中国日語教学研究会を代表いたしまして、また私個人の名において、小野寺健理事長をはじめ、審査委員の先生方、そして関係者の方々に深く敬意を表したく存じます。
中国の大学の日本語学習者が62万人あまりで、日本語学科を設置している大学が500校くらいになっている現在、日本語教育のさらなる改革の必要なことと、より専門的な知識のマスターと同時に、問題意識の強化、研究能力の向上の重要性などが広く指摘されるようになりました。学部生の大学における四年間の勉強、そして研究の成果を評価する場合、その総まとめとも言える卒業論文は、言うまでもなく、重要な位置を占めております。その意味においても、当コンクールが各大学の日本語教育の改革と、優秀な人材の育成を促進する面において、重要な役割を果たすものだろうと、私は確信しております。
今年は、「日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール」は17回目を迎えてまいりました。17年間も継続していたこのコンクールは、影響力のある素晴らしい事業としてよく知られております。このコンクールがさらに美しく結実することを強く期待して、また信じております。
最後になりますが、「日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール」のさらなる発展を祈念いたしまして、また、今回のコンクールの円満なる成功をお祈り致しまして、私の挨拶と致したいと存じます。
どうもありがとうございました。
中国日語教学研究会会長 周異夫
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