英文ファンタジー小説で女子高生作家デビュー　北京

楊念慧さん執筆の小説「The Vampires of Lorania」の表紙

外語教育・研究出版社はこのほど、人民大学付属高校1年の女子生徒・楊念慧さん（15）が執筆した英文小説「The Vampires of Lorania（原題：羅瑞尼亜奇遇記）」を出版した。これは同出版社が1979年の設立から、初めて出版する高校生が単独で執筆した作品となる。北京青年報が伝えた。

小学5年生の時から英語小説の原書に興味を持ち始めていた楊さんは、自分でもファンタジー小説のストーリーやアイデアを考えるようになったのだという。今回出版された小説は、小学5年生から中学1年生までかけて執筆された作品で、中学生になってから、ストーリー全体の編集に取り掛かり、最終的に同出版社から小説「The Vampires of Lorania」として出版された。作品は全201ページ、字数にして約6万字。「ヴァンパイア王国」のローラニアについて描かれたストーリーで、少年の「ヒーロー」という存在に対する解釈がメインに据えられている。

楊さんは現在、人民大学付属高校1年16組の生徒。英作文の才能だけでなく、普段の成績も非常に優秀だということで、今年の高校受験では571点の高得点だった。その趣味も多く、なかでもピアノとフィギュアスケートが得意だそうで、国内外のフィギュアスケート大会や英語コンテストに何回も出場しているという。彼女の両親や中学時代の英語担任の教師は、今回の英文小説を書き上げることができたのは、ひとえに彼女自身の努力と熱意、そして非常に効率的な時間管理にあるとしている。（編集TK）

「人民網日本語版」2017年11月1日