米デンバーで開催中の世界スパコン大会「SC2017」で、北京時間17日午前4時、中国のスパコン「神威・太湖之光」の非線性大地震シミュレーションの応用成果が「ゴードン・ベル賞」を受賞した。これにより、中国のスパコンは同賞の連続受賞を達成した。これまでにも「神威・太湖之光」はスパコンシステムとして4回連続で世界で最高速のスパコンに選ばれている。人民日報が伝えた。
「ゴードン・ベル賞」は時代の先端を行く並列計算の研究成果に対して授与される賞で、特にスパコンの応用革新の傑出した成果を表彰する国際的なスパコン応用分野での最高賞となっている。
今年の「ゴードン・ベル賞」は清華大学と国家スパコン無錫センター、山東大学、南方科技大学、中国科学技術大学、国家並行計算機工程技術研究センターにより組織された連合チームが受賞し、チームは「神威・太湖之光」の優れた計算能力を基礎とする高い拡張性を備えた非線性大地震シミュレーションツールのデザインに成功した。また同ツールは初めて唐山大地震の発生過程の高解像度で精確なシミュレーションに成功し、唐山大地震により生じた影響を科学者によりよく理解させることを実現しただけでなく、将来的な地震の防災や予測といった研究に重要な意義を持つ参考資料を提供している。(編集TG)
「人民網日本語版」2017年11月18日
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