米商務省は現地時間の28日に公告を出し、中国から輸入された汎用アルミ合金板に対する反ダンピング調査および反補助金調査の「ダブル調査」を発動した。中国商務部(商務省)関連部門の責任者は29日にこの件についてコメントした際、「米国は国内産業界からの申請に基づいたのではなく、政府機関が中国からの汎用アルミ合金板に対して反ダンピングと反補助金の調査を自ら発動したのであり、過去25年間で初めて自主的に発動した貿易救済措置としての調査だ。米国のこうしたやり方は国際貿易の歴史の中でもあまり類を見ないことであり、中国は米国の今回の措置に強い不満を表明している」と述べた。
同責任者は、「中米両国のアルミ産業は相互補完の関係にあり、中米間のアルミ製品貿易は双方向だ。二国間のアルミ製品貿易の正常な秩序を人為的に阻害すれば、中米双方の利益に損害を与える。中米両国のトップが『相互利益・ウィンウィンの中米経済貿易協力に向けて努力する』との共通認識に達したばかりであり、米国がこの共通認識を尊重し、中国と向き合い、中米経済貿易関係の健全で安定した発展をともに促進することを願う。これと同時に、中国は必要な措置を執り、中国企業の合法的権利の保護も行う」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月30日
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