どうしたら他の人に好きになってもらえるか、何が他の人に対する自分の感情を燃え上がらせたり、冷めさせたりするのかについて、よく考えるという人も多い。また、恋愛中も、どうして相手を好きになったのか、相手はどうして自分のことが好きなのかをよく考えるものだ。これらの答えには、外見や才能、人格、品格なども含まれるが、心理学的な角度から見ると、二人の人間がひかれ合うようになるのには、似ている部分があったり、互いに補い合う関係にあったり、熟知し合っていたりすることとも関係がある。では、それらの要素は恋愛にどんな影響を与えるのだろう?人民網が報じた。
1.よく似ている。人は、自分とある点でよく似ている人と一緒にいることを好むものだ。そうすると、安心感があり、認められていて、帰属感があると感じるものだ。そして、いつも楽しい会話が延々と続き、互いに理解し合うのも容易だ。
2.補い合う。自分がよく知らないこと、不得意なことなどがあると、人はその面で頼れる人がいることを願うものだ。もし、ある男女二人が、互いに相手をそのように「頼れる人」と感じることができるのであれば、補い合う関係が強まり、互いの依存度も高くなる。
3.熟知している。その他の要素の影響がないとすると、人は自分をよく知っている人に好感を抱きやすいのではないだろうか。心理学者は、特徴が基本的によく似ている女子学生4人に、学生200人が在籍するクラスのクラス会議に参加してもらうという実験を行った。言葉や行動で他の学生の注意を引くことはしないことを条件にし、4人の参加回数を0回、5回、10回、15回に分け、最後に、女子学生4人の写真をクラスの学生らに見せて好感度を分析した。すると、クラス会議に参加した回数が最も多い女子学生に対する好感度が最も高かった。
4.相互性。愛には相互性があるものだ。まず、好感を抱くことができる人を好きになる。米作曲家・ロジャース&ハマースタインのミュージカル作品の中に、王子がシンデレラに、「君が美しいから、僕は君が好きなのだろうか?それとも僕が愛しているから、君は美しくなっているのだろうか?」と問いかけるシーンがある。実際には、相手に好感を抱いている時、その人の外見上の欠点は時間が経つにつれて重要ではなくなっていき、その人はとても美しいと感じるようになる。そのような「美しさ」が引き続き相手の魅力を高め、「あばたもえくぼ」となっていくのだ。また、人は自分に好意を抱いてくれている人のことを好きになるもので、特に、自分にあまり自信がないという人にとっては、「他の人に好かれることを好む」という心理が一層強く働くようになるものだ。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月30日
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