王毅外交部長(外相)は4日、モンゴルのツォグトバータル外相との会談後、共同記者会見に臨んだ。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
朝鮮が再びミサイルを発射し、米国などが対朝制裁の強化を準備していることについて、王部長は「朝鮮半島情勢は2カ月間の相対的平静を経て、再び緊張に向かっている。中国側が以前呼びかけたチャンスを各国が捉えなかったことを遺憾に思う」と表明。
「情勢の新たな変化を受けて、各国は新たな主張を相次いで打ち出している。だが各国が共に従うべきものが1つあるはずだ。つまり国連安保理決議の規定と精神だ。安保理決議は国際社会の共通の意志を代表しており、各構成国が共に遵守する必要のある国際責任だ。だからこそ中国側は一貫して、安保理決議を無視して進められる朝鮮の核・ミサイル開発に断固として反対し、安保理の各決議の具体的内容を厳格かつ全面的に履行してきた。また、中国側は緊張の激化を招くいかなる行為にも一貫して反対し、平和と対話をたゆまず促し続けてきた。これも同様に各決議の求めてきたものだからだ。そして安保理決議の主張に符合しない、または安保理決議外の措置は、国際法上の根拠を欠き、安保理構成国の正当な権益を損ない、安保理の各決議の順調な執行にもマイナスだ」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年12月5日
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