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<動画>2018年大卒生約820万人 「ゆっくり就職」が特徴 (2)

人民網日本語版 2017年12月12日16:32

学生たちが秋冬採用でこうした様子見をしているのは、来年の春の採用でより良いチャンスを狙っていることに加え、大学院生や公務員、「選調生」(地方政府の党組織が各地のエリート大学から選抜する幹部候補生)、事業単位の試験もこの時期に集中して行われるなど多様な選択肢があるため、就職先の決定を急いでいないようだ。

蘭州交通大学の学生募集・就職指導処の蘇程処長は、「こうした現象は、95後の自己意識の高まりと関係している。彼らは今、焦って労働契約を結ぶのではなく、自分に合った、満足できる就職先を見つけてから契約しようと考えている」と語った。

新卒生就職サイトがこのほど、2018年度卒業生の就職状況に関するアンケート調査を実施した結果、2018年度の大卒生は、就職が生計を立てるためだけのものとは考えておらず、自分の興味とマッチし、自分の成長を実現させてくれる場であることをより重視していることが分かった。データによると、回答者のうち約52%は、自分の興味とマッチするかをより重視しており、約43%は今後のキャリアアップのチャンスがより多く、自分を成長させてくれる仕事が就職先を決める上での判断基準だとしている。また、約21%が給料を第一に考えているという結果となった。

また、若者の間で「ゆっくり就職」の特徴が見られるもう1つの重要な原因として、上の世代の人の目には決して「まっとうな」職業とはみなされていないような職業が実は若者たちに職業を提供する新たなルートになっている点だ。北京林業大学英語学科4年生の胡さんは、挿絵クリエイターを職業として選択し、微信(WeChat)の公式アカウントやネットショップを通して、自分の作品を商品として販売している。

またデータによると、大学生の選択はより開放的で、多様化しており、ネットショップのオーナーや挿絵クリエイター、フリーカメラマンなど、非常に独立したフリーランスな職業で収入を得て、自活できるような学生も一部生まれているため、卒業後に安定した仕事を探そうと慌てなくなっているとしている。(編集TK)

「人民網日本語版」2017年12月12日  


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