「顔認証」によるロック解除は本当に安全なのだろうかと心配になるようなケースがこのほど明らかになった。江蘇省南京市の顔さんがこのほど前後して購入した2台のiPhoneXは、どちらも血縁関係など一切無い同僚の万さんによって「顔認証」ロックが解除されてしまったのだ。顔さんは11月末、同僚が自分のiPhoneXのロックを解除できることを発見した時点で、アップル社に問い合わせたところ、「ありえないことだ」という回答を受けたため、すぐにアップルの店舗を直接訪れたという。その場で再度設定をし直したものの、やはり問題は解消されなかった。アップル側からは「内蔵カメラの問題」と説明され、返品手続きを行った。翌日、顔さんは再度新しいiPhoneXを購入したが、やはり1台目と同様、万さんの「顔」であっさりロックを解除されてしまった。
実証するために、記者は新品のiPhoneXで顔さんの顔認証のデータ登録をしてもらったが、やはり万さんにあっさりロックを解除されてしまった。その後、データを消去してから万さんに改めて同様の顔認証登録をしてもらったが、今度は反対に顔さんからあっさりロックを解除されてしまった。顔さんと万さんは血縁関係は一切無いただの同僚で、その顔つきを見ても、鼻より上のパーツが多少似ている程度でしかない。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年12月18日
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