廃道を改造して作られた初のメロディーロードがこのほど、北京の千霊山景勝区に登場した。時速35キロから40キロの一定の速度でこの約300メートルの道路を走行すると、車のタイヤと地面の摩擦音で30秒程度、中国の革命歌「歌唱祖国」が聴こえてくる。
ではなぜ運転中にメロディーが響いてくるのか?その原理は、道路の上に2-3センチ間隔で刻まれた溝によるものだ。30個または、50個の溝が1小節分となる。車のタイヤが通るときに生じる摩擦音がそれぞれの溝で異なるため、高さの異なる音が鳴る仕組みになっている。専門的な設計により、1小節1小節をつなげて曲のメロディーが奏でられるようになっている。さらに具体的に言うと、道路が「レコード」だとすると、車のタイヤは、「レコード針」にあたる。この二つが組み合わさることで、レコードプレイヤーのようにメロディーを奏でることができる。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年11月10日
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