日本最大のモバイル・ソーシャル・ネットワーキング・サービス企業・LINE(ライン)は20日に東京で、中国の摩拝単車(モバイク)と戦略的協力で合意したことを明らかにした。2018年からLINEを通じて、日本でもモバイクのシェア自転車サービスが利用できるようになる。新華社が伝えた。
協力内容には、LINEからモバイク日本法人へのAラウンド融資が含まれており、LINEはモバイク日本の株式の20%以下を保有することになる。双方は今後、多くの分野で深いレベルの協力を展開し、モバイクの日本市場開拓を加速するという。
LINEには7千万人を超えるアクティブユーザーがおり、来年はLINEプラットフォームにモバイクのショートカットが独占的に登場し、ユーザーはモバイクへの登録やサービス利用をスムーズに行える。
LINEの出澤剛社長兼最高経営責任者(CEO)は同日に行われた共同記者会見で、「弊社と日本の政府や企業との関係・ネットワークを生かして、モバイクの日本での業務開拓を支援していく」と述べた。
モバイクの創始者は、「中国のユーザーが微信やモバイクのサービスを利用するのと同じように、モバイクがLINEと提携することで日本のユーザーにより便利な移動交通サービスを提供できるようになると革新する」と述べた。
LINEは2011年の東日本大震災を受けて誕生したもので、通信や連絡ができない状況を克服するのが当初の狙いだった。その後、大歓迎を受け、日本で最も人気がある携帯電話のチャットプラットフォームに瞬く間に成長した。一方、モバイクは今年8月、北海道札幌市に進出を果たしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年12月21日
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