2017年12月20日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

政治|経済|社会|文化|中日
科学|写真|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

外交部、米国家安全保障戦略の中国に関する記述について

人民網日本語版 2017年12月20日10:52

米国政府の発表した国家安全保障戦略の中国に関する記述について、外交部(外務省)の華春瑩報道官は19日の定例記者会見で「中国側の戦略的意図を故意に歪曲することを止め、冷戦思考とゼロサムゲームなど時代後れの考えを棄てるよう米側に促す」と表明した。

【記者】報道によると、米政府は18日に国家安全保障戦略を発表した。中国の内政と外交政策への批判が複数箇所あり、中国などを米国の競合勢力とした。これについてコメントは。

【華報道官】中国国民は自らの選択した中国の特色ある社会主義の発展路線への自信に満ち溢れている。これが中国の国情に合った、国家の富強と国民の幸福を実現する成功の道であることは、歴史と現実がすでに証明している。中国の得た発展の成果は世界の認めるところであり、いかなる者、いかなる国も、事実を歪曲しようとするのは無駄な考えでしかない。いかなる者、いかなる国も、中国国民が中国の特色ある社会主義の道に沿って確固不動として歩み続け、さらに大きな成果を得るのを阻むことはできない。

中国は終始変らずに平和的発展の道を歩み、確固不動として互恵・ウィンウィンの対外開放戦略を遂行する。中国はグローバル・パートナーシップを積極的に発展させ、各国との利益の合流点を拡大し、大国間の調整・協力を推し進め、「親誠恵容」の理念及び「近隣国と親しくし、近隣国をパートナーとする」周辺外交方針に従い周辺諸国との関係を深め、正しい義利観と「真実親誠」の理念を堅持してアジア・アフリカ・中南米の数多くの途上国との団結・協力を強化している。中国は「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」グローバル・ガバナンス観を堅持し、国際関係の民主化を提唱し、「国は大小・強弱・貧富にかかわらずみな平等である」との考えを堅持し、国連の積極的な役割を支持し、国際問題における数多くの途上国の代表性と発言権の拡大を支持している。

中国は終始世界平和の建設者、世界発展の貢献者、国際秩序の維持者であり、世界各地における中国の経済・外交活動は各国からあまねく歓迎されている。これは国際社会の誰の目にも明らかであり、いかなる国、いかなる報告などが事実を歪曲し、悪意をもって中傷しようとしても徒労だ。

中国が他国の利益を犠牲にして自国を発展させることは決してなく、自らの正当な権益を放棄することも決してない。中国は自らの主権・安全・発展上の利益を揺るぎなく守る。中国の発展は主として全中国国民自身の努力によるものであると同時に、世界各国との互恵協力のおかげでもある。ここ数年、世界経済の成長率に対する中国の寄与が年30%を超えていることが、これを力強く証明している。中国は引き続き世界各国と互恵を基礎に様々な実務協力を繰り広げ、中国国民及び世界各国の人々に幸福をもたらす。

中国側は、世界最大の途上国と世界最大の先進国、世界第2位と世界第1位のエコノミーである中米両国は世界の平和と安定の維持、世界の発展と繁栄の促進において重要な責任を担っており、広範な利益を共有していると一貫して考えている。協力は中米唯一の正しい選択であり、ウィンウィンであって初めてより良い未来へと通じる。

共に大国である中米間にいくつかの溝があるのは、不思議なことではない。これについては、互いの核心的利益と重大な懸念の尊重を基礎に、建設的方法で適切に処理するべきだ。中国側は、中国側の戦略的意図を故意に歪曲することを止め、冷戦思考とゼロサムゲームなど時代後れの考えを棄てるよう米側に促す。

われわれは米側が時代の潮流と人心の向かうところに順応し、現在の世界と中米関係を客観的かつ理性的に受け止め、約束を遵守し、中国側と同じ方向に向かい、中米関係の健全で安定した発展を維持することを望む。これこそが、両国民及び世界各国の人々の利益に合致する正しい選択だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年12月20日

コメント

最新コメント