◆スマート旅客通路は3秒で識別、6秒で検証
スマート旅客通路は高性能で、3秒以内に各種通行証と各国のパスポートなどの通関証書を識別し、6秒以内にリスク検証を完了し、通路を開くか通報するかを判断することができる。
2017年下半期、旅客通関安全監督管理プラットフォームと旅客セルフ端末、スマート検査台などが、深セン税関で使用開始された。旅客検査の場に監督管理の新技術と新設備を設置することで、従来の検査監督管理方法に「スマートな脳」を提供し、監督管理の主要面を強化するのと同時に、職員を検査業務における負担から解放し、「ロボットによる業務代行」を実現している。
◆越境EC、大量の小包にハイテクで対応
中国(杭州)越境EC総合試験区下沙園区税関監督管理エリアで今月24日午前9時半、杭州税関職員が管理ディスプレイを使い、輸入越境商品のリアルタイム通関状況をチェックした。世界各地の小包がラインに乗り、X線スキャナによる税関の監督管理を受けた。
杭州税関が検査し、同試験区で受け入れた越境小売輸入商品は、今年に入りすでに累計370万点以上に達している。これほど大量の輸入には、特殊な装置が必要となる。
まずは「越境IoT手持携帯端末」。この一見すると携帯電話のような端末でコードをスキャンし検査することで、越境商品の品名、棚上げ、在庫などの情報を速やかに入手・確認することができる。また疑わしい商品に対してその場で検査の指示を出し、税関作業システムにコマンドを送る。次に4つの科学技術システムで、大量のデータを分析する。事前の設定に基づき、越境商品にリスクファクターがないかをチェックする。さらにクラウドサーバーにより各現場の税関監督管理データを統合し、税関越境ECの総合監督管理及びリスク管理の能力を高める。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年1月31日
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