新鮮な味を求める消費者のニーズに応えるため、生鮮食品スーパーの中には春節期間中に「24時間営業モデル」を始めたところもあった。北京、上海、深センなどでは新小売スーパー・盒馬鮮生の多くの店舗が通常の営業のほか、最短30分で無料で商品を自宅まで届けるサービスを展開し、消費者は家を出なくても世界約100ヶ国から来た新鮮な味を楽しめるようになった。
▽科学技術テイスト:スマート商品の売上高が倍増
伝統的な春節が現代的な科学技術的要素に遭遇すると、火花が飛び散って、新たな活力がほとばしるようになる。
食品と衣類はこれまでずっと正月用品の主役だったが、今ではドローン、スマート便座といった「新しい大型商品」が徐々に人気を集めている。京東のビッグデータでは、京東プラットフォームで「正月用品祭」が行われていた期間に、コンピューターの売上高は同358%増加し、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)設備は同215%増加し、ドローンは119%増加した。通販プラットフォーム・蘇寧易購の正月用品祭では、セグウェイやドローンといった高い科学技術力を備えた商品の売上高増加率が170%に達した。
携帯電話を通じたお年玉の争奪戦も春節の新しい楽しみだ。これまでは指を動かすだけだったが、今では頭を使ったり口を動かしたりするようになった。お年玉を獲得するには、送られたイラストが何か当てたり、お年玉に表示された早口言葉を言ったりしなければならないからだ。騰訊(テンセント)がまとめたデータでは、今年の大晦日にあたる2月15日には、6億8800万人が微信(WeChat)を利用してお年玉を贈り、争奪戦に参加した人は同15%増加した。支付宝(アリペイ)の5つの福カードを集めるとお年玉がもらえるイベント「集五福」では、カードを集め終わった人が2億5100万人に上り、昨年の1億6800万人に比べて約50%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月23日
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