寝る時に軽い掛け布団や毛布をかけることを好む人が多くみられるが、スウェーデンの研究によると、布団に重みがある方が不眠症を防いだり、焦りを緩和させ、睡眠の質が高まるという。生命時報が伝えた。
同調査結果には2つの裏付けがある。客観的に見て、軽くて薄い布団より重みのある布団をかけて寝る方が安眠できる上、寝がえりを打つ回数も明らかに減少している。主観的には、協力者が調査後に回答したアンケートの中で、「布団に重みがある方が不眠が改善され、より落ち着いて質の高い睡眠がとれた」と話した。
研究者によると、「重みのある布団には、まるで繭の中にいるような包容感があり、興奮状態や生理喚起の状態を抑え、入眠・熟睡しやすくなる。神経学の観点から、圧迫刺激により、人の体内のコルチゾール水準が低下し、大脳のセロトニンとメラトニン値が高まる。コルチゾール値の高さは不眠や焦り、うつに関係する。セロトニンは身体の神経伝達物質をコントロールする。メラトニンは入眠・熟睡に重要なホルモン。そのほか、圧迫刺激により、心拍数と血圧も低下する」そうだ。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年3月15日
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