2018年1月26日、エリンギを収穫する河北省魏県緑珍食用菌基地の従業員。基地で貧しい人が働けるようにして、100人の雇用を創出した。また、貧困世帯約130世帯に、食用キノコの栽培技術を伝え、無償でキノコ菌を提供し、収穫したキノコを全て集めて北京、上海、石家荘などへ出荷し、1世帯当たりの月収が4000元(約6万7000円)増えた。
過去5年、中国は貧困削減の面で史上最高の成果を上げ、6853万人が貧困から脱出した。貧困発生率は2012年の10.2%から3.1%に下降した。その背後ではテクノロジーがうまく活用されている。
中国科学技術部(省)の万鋼部長は、全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)の記者会見で、テクノロジーを活用した貧困支援について紹介した。
万部長は17年、四川省凉山イ族自治州を訪問し、人々が集中している移住エリアで、企業がバラを栽培して、ローズエッセンスを生産できるようサポートしているのを目にした。産業の貧困支援が急速に発展している。
万部長は僻地の山地にも足を運び、農村のテクノロジー特派員が、「イモとイモを交換する」方法でじゃがいもの品種改良をサポートし、生産量が4倍以上増えたほか、「羊と羊を交換する」方法で黒い羊の品種が改良され、これまでの1年に1頭しか出産できなかったという状況から、4頭出産できるようになったのを目にしたという。
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