EUが米鉄鋼・アルミ・農産品に追加関税　22日から

欧州連合（EU）の欧州委員会は20日に公告を発表し、米国が鉄鋼・アルミ製品に追加関税を課すことへの対抗措置として、EUも今月22日より、米国からの28億ユーロ（約2810億円）相当の輸入製品に対して追加関税を適用することを明らかにした。新華社が伝えた。

同委によると、「今回の追加関税の対象製品には米国産の鉄鋼・アルミ製品や農産品などが含まれる。EUの追加関税のやり方は世界貿易（WTO）のルールに合致するものだ」という。

EUのセシリア・マルムストローム医院（貿易担当）は同日、「米国の『一方的で不公平な』決定により、EUには（対向措置以外の）選択肢がなくなった」と述べた。

米商務省のウィルバー・ロス長官は5月31日に、「6月1日からEU、カナダ、メキシコが原産の鉄鋼・アルミ製品に25％または10％の関税を課す」と宣言していた。（編集KS）

「人民網日本語版」2018年6月22日