甘粛省蘭州市西固区の西部市場に八百屋を構える店主、胡二玲さんが描くイラスト入り価格ボードがネットで話題を集めている。人民網が伝えた。
胡さんは3年前、ふとしたきっかけから、店で手が空いている時に、発泡スチロール箱のふたに絵を描いてみたところ、数分ほどで、ある野菜のイラストを描き上げたのだという。「その時、自分では、大したことのない絵だと思ったが、隣の店の人たちが、とても上手に、本物そっくりに描けているとほめてくれたので、今まで描き続けてきた」と胡さんは話す。
胡さんは毎日、手が空くと、店内で廃棄する発泡スチロールのフタに野菜のイラストを描いている。イラストには、値段を明示するだけではなく、買い物客が野菜を選ぶ際に役立つようにと、その野菜の具体的な効能まで記している。
胡さんと夫は、2001年に河南省開封市蘭考県から西固区西部市場に移ってきたといい、八百屋を営んでもうすぐ18年になるという。胡さんは、「毎日、朝から晩まで仕事はとても大変だが、絵を描くことが何よりの息抜きとなり、毎日の生活を素晴らしいものにしてくれる」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月23日
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