京東物流はこのほど持続可能な発展の自動車共生パートナー計画を発表した。これにより中国初の自動車への宅配サービスが6月からスタートする。自動車のトランクをオーナーに代わって荷物を受け取る場所にするというサービスの構想が、蔚来汽車(NextEV)などのスマートカーのオーナー向けネットショッピングサービスの中で実現することになる。「北京日報」が伝えた。
ネット通販の物流はすでに指定の日時に正確に商品を届けられる水準に達している。だがユーザーの中には物流のさまざまな「泣き所」に満足していない人もいる。自動車トランク受け取りサービスを最初に利用するのは、スマートカーのオーナーになるとみられる。蔚来汽車は6月8日に同サービスをスタートする予定で、ユーザーは蔚来のアプリケーションと京東のアカウントをひもづけすると、京東で買った商品の送り先として自分の蔚来の自動車のトランクを選べるようになる。
京東関連部門の責任者は、「京東物流は自動車メーカーとの間で整ったサービス標準を設定しており、これには権限のコントロール、自動車のインターネット(IoV)によるビデオ監視、遅れた場合の対応、サービスのチェックなどが含まれる。輸送の距離、時間、回数など細かい部分まで厳格に管理コントロールされており、サービスの安全性は保障されている」と話す。
蔚来汽車だけでなく、領克汽車と京東物流の間でも同様のサービスでの提携がスタートし、フォードや北京汽車など複数のメーカーとの間でも協力合意が結ばれた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年5月28日
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