外交部(外務省)の華春瑩報道官は29日の定例記者会見で、中国大陸部がいわゆる「金銭外交」を行っているとの台湾当局の発言について、何の根拠もなく、全くの中傷だと述べた。
【記者】このほど中国がブルキナファソと国交を回復したことについて、蔡英文氏は台湾当局が中国大陸部と「金銭外交」競争はしないと言明した。これについてコメントは。
【華報道官】世界には一つの中国しかなく、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法政府であり、台湾地区は中国領土の不可分の一部だ。これは国連決議により確認されているのみならず、世界の圧倒的多数の国々の一致した共通認識でもある。中国政府が「一つの中国」原則を取引材料にすることは過去、現在、将来のいずれにおいても断じてあり得ない。国際的な視野と常識を持つ人なら誰しもこの点を明確に認識している。
ブルキナファソは台湾方面とのいわゆる「外交関係」を断絶し、中華人民共和国と外交関係を回復した。これはブルキナファソ政府が自ら行った正しい政治決断であり、世界の圧倒的多数の国々がすでにしている正しい事であり、国際法と国際関係の準則に合致し、両国民の根本的利益及び長期的利益にかない、時代の発展の潮流に沿うものであり、ブルキナファソの朝野各界から一致した支持を得ている。
「ブルキナファソは国の将来の発展にプラスとなる重大な決定をした。ブルキナファソには厳粛で、戦略的で、国際的影響力のある協力パートナーが必要であり、中国はまさにそのようなパートナーだ」とのブルキナファソ側中国友好協会会長のカリム氏の発言にわれわれは留意している。ブルキナファソ紙は、カボレ大統領が正しい決定をしたことは時が証明するだろうと論じた。
ブルキナファソ側は「一つの中国」原則を認め、その順守を約束し、いかなる前提条件もつけずに中国と国交を回復し、その過程は公明正大だった。ブルキナファソが中国アフリカ友好の大家族に復帰したのは、当然の結果だ。「一つの中国」原則の堅持が国際社会の一致した共通認識であり、大勢の趨くところ、人心の向かうところであることが事実により再び証明された。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年5月30日
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