検索エンジン「百度」の李彦宏会長兼CEO は、26日に開幕した「2018年中国国際ビッグデータ産業博覧会」において、今年7月、同社が開発した自動運転車の量産化することを明らかにした。これに先立ち、百度とバス車両メーカーの金龍客車が提携して製造した全国初の商用化ラストワンマイル自動運転車「阿波龍(アポロ)」の公道試験走行が、厦門(アモイ)で完了した。法制晩報が伝えた。
金龍アポロは、今のところ、中国自動運転車のエース的車種であり、百度が開発したApollo自動運転システムを搭載した全国初のハンドル無し・アクセル無し・ブレーキ無しのオリジナル自動車で、昨年11月に発表されて以来、広く社会の関心を集めている。
金龍アポロは7月に100台レベルの量産体制に入り、市場に投入され、テスト走行が始まる。初期は、主に観光地や園区、空港などの半閉鎖・完全閉鎖エリアにまずは導入され、走行速度は時速20キロから40キロの間に制限される。技術や法規、インフラ、コストなどさまざまな問題を順に解決していきながら、自動運転バスは、半閉鎖空間さらには路線バス、観光バス、市バスなどの一般道路まで応用範囲を拡大する計画。その際には、金龍アポロは、中国初の商業化・量産を実現した自動運転バスとなる見込み。
百度の自動運転車関係者は28日午前、アポロの開発初期に、国家関連部門による授権許可をすでに取得したことを明らかにした。だが、正式に量産体制に入る前に国家関連の路上試験走行をパスする必要があるのか、そして自動運転車専用ナンバープレートを取得する必要があるのかについては、まだ明らかにされなかった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月30日
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