深センで開催されていたITTF(国際卓球連盟)ワールドツアープラチナ・中国オープンが3日、全試合日程を終えて閉幕した。中国代表は、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、ミックスダブルスの5種目全てで優勝という快挙を成し遂げた。人民日報が伝えた。
最終日の3日には、4種目の決勝戦が行われた。女子ダブルス決勝では、中国の丁寧/朱雨玲組が韓国を下し、栄冠を手中に収めた。
男子ダブルス決勝は、中国の樊振東/林高遠組が実力派国際ペアを打ち負かした。
女子シングルス決勝は、中国同士の戦いとなり、五輪の金メダリスト丁寧選手と若手の王曼昱選手が激突、7ゲームに及ぶ熾烈な闘いが繰り広げられたが、4対3で王曼昱選手に軍配が上がった。
中国女子代表の李隼監督は、「王曼昱選手は、香港と深センで行われたオープン戦で連続優勝を果たした。特に、日本のホープ伊藤美誠選手に2度勝利したことで、ハードトレーニングが実を結ぶ結果となり、本人も自信が増したはずだ」とコメントした。
男子シングルス決勝も、樊振東選手と馬龍選手という中国選手同士の勝負となったが、馬龍選手が4対1で樊振東選手を下し、優勝を手にした。
男子シングルスは予選トーナメントから波乱の幕開けとなった。中国の実力者・許昕選手が1回戦で韓国代表のLIM Jonghoon選手に敗れたほか、ベテランの張継科選手も決勝トーナメントからの出場だったが、決勝トーナメント1回戦で日本の張本智和選手に4対0で敗れる結果となった。
そんななか、今回の大会では、中国若手選手の活躍が非常に目立った。林高遠選手は、決勝トーナメント2回戦で4対1で日本の張本選手を下したのち、日本のエース水谷隼選手も4対3で打ち破った。しかし残念ながら、準決勝でチームメイトの樊振東選手に敗れた。もう一人のホープである梁靖崑選手は、ドイツのエース・ボル選手を下したが、準々決勝で馬龍選手の前に涙をのんだ。しかし、全体を通して梁選手のプレーは合格点に達していたと言える。
2日に開催されたミックスダブルス決勝では、中国の林高遠/陳幸同組が日本の森薗政崇/伊藤美誠組を見事打ち破り、栄冠を手にした。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年6月4日
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