国家薬品監督管理局は11日、3歳以上のインフルエンザ感染防止に用いられる4価インフルエンザウイルススプリットワクチンが中国で発売を許可されたことを発表した。これは中国で初めて発売を認められた4価インフルエンザワクチンであり、これまでは3価ワクチンが使用されていた。科技日報が伝えた。
今回発売が認められたワクチンには、一般的な3価ワクチンのA1、A3、BVのほかに、BY型インフルエンザウイルスにも予防効果を発揮するワクチン。これは2017−18年に中国で流行した際の主要株だ。同ワクチンは世界保健機関が推奨する株を採用し、孵化鶏卵を用いウイルスを育て、不活化ワクチンの生産方法を用い作られている。
同管理局は8日、華蘭生物ワクチン有限公司、長春長生生物科技股フン有限公司(フンはにんべんに分)の4価インフルエンザウイルススプリットワクチンの登録申請を認めた。同管理局によると、2017年12月から今年の年初にかけ、全国各地でインフルエンザが蔓延した。2017−18年度の北半球3価インフルエンザワクチンの株が中国のインフルエンザ優勢毒株と合致しなかったため、ワクチンの予防効果が損なわれた。そのため同局は関連部門と共同で、企業による4価インフルエンザワクチンの研究開発推進を積極的に指導し、ワクチンの早期発売・使用を促した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月12日
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