世界保健機関(WHO)は今年初め、「ゲーム依存症」を精神疾患のひとつに認定することを決定した。関連規定は今月19日から効力を発することになる。WHOは、「ゲーム依存症」を医療体系に組み入れるよう、各国政府に告知した。台湾メディアの報道を引用して環球網が伝えた。
WHOは今年初め、今年発表される第11版国際疾病分類(ICD―11)において、「ゲーム依存症(gaming disorder)」を精神疾患のひとつとして組み入れることを発表した。
WHOによると、「ゲーム依存症」には、電子ゲームをする衝動を止められず(頻度、強度、時間などの要素が考慮される)、その他の日常での楽しみよりもゲームを最優先させることが次第に増えていき、たとえマイナスな問題が生じても、ゲームを止めないまたはゲームに費やす時間が増えるといった症状を含むとしている。
WHOは、「ゲーム依存症と診断するにはこうした行為が最低12ヶ月間持続している場合とするが、症状が深刻な場合は、診断のための観察期間を短縮できる」としている。
一部の国家では、「ゲーム依存症は重大な公衆衛生問題である」という認識に至っており、多数の国家が、ゲーム依存症の治療のための専門機関を設立している。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年6月20日
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