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人民網日本語版>>経済

日本スズキ自動車の中国市場撤退は危険 EV化を追え

人民網日本語版 2018年06月25日09:48

日本メディアが伝えた最新の情報によると、日本のスズキ自動車は中国の長安汽車との協力合意の解消に向けた交渉を進めている。業界関係者の話では、「スズキは中国現地生産から撤退する方針を固めており、提携先の長安汽車との協力関係も解消する方針だ。双方はまだ最終的に合弁会社『長安スズキ』を解散することについて合意に達していないが、スズキは合弁会社から手を引くとすでに決めている」という。「国際商報」が伝えた。(文:崔東樹・全国乗用車市場情報連席会事務局長)

中国自動車市場の発展は速く、政策の後押しを受けて、中国の乗用車製品はモデル転換・バージョンアップの傾向をみせ、特に電動化の流れが重要な突破口になっている。超小型車が電動化し、小型車が多様化し、中・大型車はプラグインハイブリッド化の流れが強い。特に超小型車の電動化の流れが目立ち、超小型ガソリン車にとって極めて大きな脅威になっている。スズキが今のように迅速な調整を行って流れに適応するのではなく、中国を離れる決意をするのなら、身を置くことのできる場所は決して多くはない。

スズキブランドの発展状況には、中国市場の急速な変化や超小型車の電動化といった流れが反映されている。

▽エコノミーカー低迷の原因は複雑

エコノミーカーが中国乗用車市場で低迷しているのは、長年にわたる業界の流れだといえる。中国乗用車市場の発展初期には、そもそも乗用車は価格が高く、消費者の購買力には限界があったため、エコノミータイプの乗用車が市場で相対的によく売れていた。その後、中国経済が急速に発展するのにともなって、消費者の収入も持続的に上昇し、中・大型乗用車を好む人が増えてきた。2009年から10年にかけては、排気量1.6リットル以下の乗用車を対象とした自動車取得税の減税措置など国の経済活性化政策による支援もあったが、消費バージョンアップによる購買力の向上により、中・高級タイプ乗用車の売れ行きが目を引くようになった。スズキはこの流れに追いつけず、11年から相対的に不調に陥っていった。

12年以降は、中国で多機能車が急速に発展し、特にスポーツ用多目的車(SUV)の発展がめざましかったため、乗用車は市場全体に占めるシェアをどんどん減らし、エコノミーカーはさらに厳しい状況に追いやられていった。


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