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馬朝旭国連大使「各国は多国間主義を共に支持すべき」

人民網日本語版 2018年07月13日09:13

中国の馬朝旭国連大使は現地時間10日、ニューヨークで開催されたシンポジウムで「各国は共同で多国間主義を支持し、多角的貿易体制とルールを維持し、様々な形の一国主義及び保護貿易・投資主義に反対し、自由貿易と多国間体制を断固として守るべきだ」と表明した。中国新聞社が伝えた。

シンポジウム「持続可能な開発目標を実現するグローバル・パートナーシップにおける中国の役割」が同日ニューヨークで開催され、国連事務局や各国の代表が出席した。

馬大使は挨拶で「現在、世界経済は回復の勢いが脆弱で、貿易と投資は成長力に乏しく、保護主義と反グローバル化思想がうねり、多角的貿易体制は打撃を受け、持続可能な開発を盛り返すためのグローバル・パートナーシップは厳しい試練に直面している。国際社会は人類運命共同体の共同構築に尽力し、貧困削減目標に焦点を合わせ、開発パートナーシップを最適化し、国際開発環境を改善して、世界経済の成長がもたらす恵みと利益を各国の民衆が公平に享受できるようにするべきだ」と表明。

「現在、世界的に貿易摩擦が激しさを増し、世界経済の不安定性と不確定性が激化している。米国は経済史上最大規模の貿易戦争を発動し、世界貿易機関(WTO)のルールに公然と違反した。これは世界貿易秩序を破壊し、世界市場の動揺を招き、世界経済の回復を妨げる。各国は共同で多国間主義を支持し、多角的貿易体制とルールを維持し、様々な形の一国主義及び保護貿易・投資主義に反対し、自由貿易と多国間体制を断固として守るべきだ」と表明した。

馬大使はさらに「中国は世界最大の途上国として、常に発展を最重要任務として堅持している。中国は『持続可能な開発のための2030アジェンダ』と第13次五カ年計画及び国家中長期発展戦略を結合させ、革新、協調、エコ、開放、共に享受の発展理念を導きに、経済、政治、文化、社会、エコ文明建設を統合的に推進している。中国は『一帯一路』国際協力を力強く推し進め、沿線国の持続可能な開発を促進する。『一帯一路』イニシアティブと『持続可能な開発のための2030アジェンダ』は高度に符合し、互いに支え合って成り立ち、促進し合い、国際開発協力事業を共に後押しする」と述べた。

出席者は持続可能な開発の推進、自由貿易と多国間体制の維持などにおいて中国の果たしている重要な役割を高く評価。沿線国の持続可能な開発目標の達成を後押しするうえでの『一帯一路』イニシアティブの積極的な意義を十分に認め、評価した。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年7月13

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