ナイジェリアの首都アブジャの都市鉄道1期プロジェクトが13日、正式に運行開始した。これは西アフリカ初のライトレールで、中国の技術基準を全面的に採用した。科技日報が伝えた。
同プロジェクトは2007年5月25日に契約が結ばれた標準軌複線鉄道で、中国鉄道基準を採用。最高運行時速は100キロ。1期プロジェクトには「Lot1A」、「Lot3」という2本の線路が含まれ、全長は45.245キロ。アブジャ国際空港、市街地、アブジャ都市鉄道駅、北西の衛星都市などの重要な地域を結ぶ。運行当日、乗客は空港から市街地方面に向かい、渋滞が原因でこれまでは移動に40分かかっていたが、半分にまで短縮された。
同プロジェクトは中国・アフリカ生産能力協力の新モデルを示している。同プロジェクトにより、施工機械、列車、鋼材、機械・電気製品など、価値にして3億ドル以上の中国の設備・材料・関連部品が輸出された。また、ナイジェリアのコンクリート、鉄鋼、石油などの大口材料業界の発展をけん引し、首都アブジャで数億ドルのGDP及び財政収入を生み出した。プロジェクト建設期間中、ナイジェリアに3000人近くの雇用機会と、より多くの間接的な雇用機会を創出した。アブジャ都市鉄道は開通後、毎年数万人の直接的・間接的な雇用機会を創出する。
協定内容によると、中国土木工程集団が41ヶ月の運行技術サービスを提供し、鉄道建設・維持・運行の技術をナイジェリアに伝授し、技術者を育成する。ナイジェリアはレール交通分野で徐々に、自主建設・自主発展できるようになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月16日
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