中国広核集団、欧州最大の陸上風力発電所を買収

中国広核集団（中広核）傘下の中広核欧州能源公司は、マッコーリー及びゼネラル・エレクトリック（GE）と株式譲渡協定に署名し、単体としては欧州最大の陸上風力発電所「ノースポール」の75％の株式を取得した。環球網が伝えた。

同プロジェクトはスウェーデンのピーテオーに位置する。設備容量3.63MWの風力発電機を179台設置し、2019年末までに設置を終え稼働開始する予定。設備容量は65万kWで、単体としては欧州最大の陸上風力発電所になる。同プロジェクトは40万世帯の電力使用の需要を満たし、CO2排出量を毎年75万トン削減できる。

中広核欧州能源公司の陸瑋総裁によると、欧州再生可能エネルギー市場への進出は中広核の既定戦略だ。中広核欧州能源公司は2014年の仏パリで設立された。4年間の経営で、英国、フランス、ベルギー、アイルランド、オランダの5ヶ国で、M&A及び自主開発・建設により100万kW近くの風力発電・太陽光発電資産を手にした。現在はフランスで6位のクリーンエネルギー事業者に急成長した。

中広核欧州能源公司が持つベルギーのエスペランス風力発電所は、1台当たりの設備容量が世界最大の陸上風力発電所だ。同社は2016年にフランス、さらには欧州でも初となる洋上風力発電先導プロジェクトを落札した。同社はアイルランドにおける投資額が最大の中国エネルギー企業でもある。（編集YF）

「人民網日本語版」2018年7月27日