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極地観光の人気高まる 中心は80年代・60年代生まれ

人民網日本語版 2018年08月22日15:55

ここ数年、極地観光の人気が徐々に高まり、南極ツアー、北極ツアーが人気の観光ルートになっている。人民網が伝えた。

国際南極旅行業協会(IAATO)がまとめたデータをみると、2016年から17年までの間に、南極を訪れた観光客は合計で4万4367人に上り、このうち中国人観光客が12%を占め、米国の33%に次ぐ世界2位だった。北極観光に関してIAATOの統計データはないが、成長局面は南極と共通だ。携程旅行網がこのほど発表した「中国人極地観光報告」によると、中国人観光客がオンライン旅行予約プラットフォームで予約できる南極ツアー、北極ツアー、オーロラツアーは1千件以上あり、17~18年には両極観光の申込者は3倍に増加し、一人あたり平均消費額は5万元(約80万6376円)になるという。

より多くの観光客を誘致するため、極地観光のスタイルがますます多様化し、固定的な観光スポットの見学や遊覧を土台として、これに雪原キャンプ、氷海ダイビング、ホエールウォッチング、ヘリコプターアドベンチャーなどの刺激に満ちたオプションや限界に挑むプログラムなどが加わるようになった。

▽80後と60後が極地観光の中心

極地観光はまだ相対的に高級路線のニッチ市場といえるが、市場が急速に発展するのにともない、顧客層の構造もニーズも多様化の動きをみせる。同報告によれば、ここ2年ほどの極地観光消費者は若年化の傾向が顕著で、80後(1980年代生まれ)は南極旅行者では46%を占め、北極旅行者ではさらに多い70%を占めるという。

同報告によると、両極旅行商品の顧客層は年齢が二極分化し、南極ツアーは45歳以上の中高年層が58%を占め、オーロラツアーは90後(1990年代生まれ)の若い世代が中心で19~35歳が50%を超える。

30~50歳の青壮年世代は極地に対して、非常にクール、ロマンティック、別格といったイメージを他の世代よりも強く抱く傾向があり、南極ダイビング、氷山キャンプ、シーカヤックなどのプログラムに挑戦する人が引きも切らない。ロマンティックな北極オーロラ体験の人気も非常に高い。また70歳以下のリタイア組は海外旅行で行っていないのは極地だけという人が多く、希少なハイエンドの極地観光資源を楽しみたいと考えると同時に、商品の安全性などに他の世代よりも高い要望を持っている。

同程旅遊・遊覧船事業部の孫傑最高経営責任者(CEO)は、「若い観光客がより注目するのは冒険、刺激、新しいプログラムで、上陸探検、極地トレッキング、ヘリコプター遊覧などを好む。中高年は極地探検などのプログラムはもとより、両極の文化や深みのある体験にもより高い関心を寄せる。そこで極地に向かう客船では、極地専門家による講座や文化サロンといったイベントが頻繁に開催されている」と説明する。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年8月22日

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