中国アフリカ協力フォーラム北京サミットが9月3、4両日に開催される。人民日報の取材を受けた外交関係者や専門家は、中国アフリカ関係はすでに中国と途上国との団結・協力の模範、南南協力の模範になっていると指摘。近く開催される中国アフリカ協力フォーラム北京サミットは中国とアフリカの発展戦略の連携、より緊密な中国アフリカ運命共同体の構築に新たなチャンスをもたらすとした。
■対アフリカ協力、南南協力の旗印に
中国は一貫してアフリカ諸国との関係発展を非常に重視している。中国政府アフリカ事務特別代表の許鏡湖氏は「2013年に習近平国家主席が打ち出した『真実親誠』の対アフリカ政策理念と『正しい義利観』を、アフリカ諸国は熱烈に歓迎した。近年、この理念はすでに中国と途上国との団結・協力強化における全体的指導原則へと高められた。中国アフリカ関係はすでに中国と途上国との団結・協力の模範、南南協力の模範になっている」と指摘。
また、許氏は「現在国際情勢には複雑で深刻な変化が生じている。こうした中開催される中国アフリカ協力フォーラム北京サミットは、一段と団結・協力を強化し、発展のチャンスを共に享受し、試練を共に迎え撃つという中国とアフリカの決意を体現し、手を携えて新型の国際関係と人類運命共同体の構築に尽力するという双方の決意も体現している。北京サミットが中国とアフリカの包括的・戦略的協力パートナーシップを一層深化し、中国アフリカ関係のより高い水準でのより大きな発展を推進し、中国とアフリカの協力・ウィンウィン、共同発展を実現するのは間違いない」と述べた。
元外交副部長(外務次官)、中国人民大学重陽金融研究シニア・フェローの何亜非氏は「中国とアフリカには大変厚い伝統的友情があり、双方は長年深く協力してきた。2000年発足の中国アフリカ協力フォーラムは中国とアフリカの友好協力関係発展の素晴らしい成果の1つだ。中国アフリカ協力フォーラムは発足から18年、より深くより広範な方向へと制度を発展させ続け、中国とアフリカ諸国が集団で対話し、実務協力を行う重要なプラットフォームとなった。近く開催される中国アフリカ協力フォーラム北京サミットは中国とアフリカが発展戦略を連携させ、より緊密な中国アフリカ運命共同体を構築するための、さらに大きなチャンスとプラットフォームを提供する。北京サミットでは経済・貿易協力以外に、文化交流、民心の通じ合いも一層深まり、拡大し、中国とアフリカの友情の樹はさらに枝葉を茂らせる」と述べた。
中国政府アフリカ事務特別代表、駐ジンバブエ大使、駐南アフリカ大使を歴任した劉貴今氏は「中国アフリカ協力フォーラムの発足以来、中国アフリカ関係は大股で前進した。中国アフリカ協力フォーラムは中国とアフリカ諸国との関係発展および各分野の協力促進に重要な協議の場を提供した。中国アフリカ協力フォーラムの枠組で、中国とアフリカ諸国は工業、農業、法律、教育、文化、芸術など各方面をカバーする多くの分科会を設けた。これらは中国アフリカ関係を絶えず新たな段階へと押し上げている」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年8月23日
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