顔認証は銀行の預金引き出し、決済、空港の出入国審査、犯罪者追跡などの各分野で使用されている。このほど顔認証のみならず、読唇技術も重慶市のAI企業によって開発された。人民日報が伝えた。
北京首都国際空港や重慶江北空港、上海虹橋空港など、全国80%のハブ空港の出入国審査で顔認証技術が導入されており、乗客がスムーズに通過できるようになっている。重慶市の複数の銀行も、顔認証による預金引き出しを実現している。これらの技術は、雲従科技から生まれている。
重慶市両江新区デジタル経済産業園にある雲従科技は2015年3月に設立した中国科学院重慶研究院がインキュベートしたコンピュータ視覚及びAIに特化するハイテク企業。その開発チームはこれまで7回、PASCAL VOC、IMAGENET、FERAなどのスマート認証世界チャンピオンの座を手にしている。
口の動きを見るだけで何を言っているか察するという重慶海雲データが開発した読唇技術は業界の最先端に立ち続けている。同社の読唇技術の成功率は、英語が80%前後、中国語が71%となっている。教育や身元確認、公衆安全、軍需・軍事などの分野に応用されれば、重要な力を発揮することになるとみられている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月24日
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