「中国の本棚」は外国人の読者だけでなく、中国で生活している外国人にもサービスを提供する。そのため、荆副社長はさらに中央宣伝部の国際伝播力プロジェクトにも申請し、「中国の本棚」を国内の有名な景勝地や外資系ホテル、外国語書店などの外国関連機関及び「一帯一路」国家以外の国の書店にまで広めることを望んでいる。
現在、エジプト、トルコ、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、ドイツ、フランス、米国、シンガポールなどの海外13ヶ国に15ヶ所の「中国の本棚」が設置されており、北京、上海、厦門(アモイ)など中国国内10都市にも18ヶ所の「中国書棚」がある。
「中国の本棚」には、唐詩や宋詞など古典文学の翻訳だけでなく、「一帯一路」イニシアチブの解読テキストや実用性が強い中国生活マニュアルなど、数百冊の本が置かれている。
また、「中国の本棚」は伝統的なマーケティング方法を採用するほか、普及チャネルも広げ続けており、「書店+本棚」以外に様々なイノベーションモデルを形成している。
例えばアラビアでは、五洲伝播出版社は中国に関する内容とアラビアのローカルコンテンツを組み合わせ、アラビア語のデジタルブックリソースを統合し、アラビア語のデジタル読書アプリケーションを作成し、デジタル読書サービスを提供している。「中国の本棚」は、デジタル・リーディング・プラットフォームの拡張のほかに、書店以外のさまざまな方法でも世界中の読者を引き付けている。
「中国の本棚」から中国を読み解き、中国の物語を全世界に発信する。現在では、中国図書輸出入総公司、中国外文局なども「中国の本棚」のプロジェクトにすでに参加しており、一丸となって中国の物語をシルクロード諸国に伝える試みを行っている。(編集HQ)
「人民網日本語版」2018 年8月27 日
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