多くの会社員の勤務環境は、開放的な空間、区切られた空間、単独の事務室の3種類に分けられる。イギリス医師会による最新の研究により、開放的な空間での勤務は、従業員の心身の健康を最も促進することが分かった。生命時報が伝えた。
人々の健康に対する勤務環境の種類の影響を明らかにするため、研究者は部門と役職の異なる政府職員231人の健康状況を調べた。被験者は心臓の状況と体の活動を観測するセンサーを装着し、出勤日2泊3日の運動量と心拍数を連続で記録した。その結果、開放的な空間で働く従業員は通常、立ち上がって歩くことが多いため、この適度な運動の機会が積み重なり、個人の健康に積極的な影響を及ぼすことが分かった。また運動量が多めであることから、生理的なプレッシャーが解消された。さらに開放的な空間は従業員に交流の機会を多く与え、同僚間の協力とチームワークを高め、相互理解を促進する。彼らのストレスは小さく区切られたスペースで働く人ほど強くない。
研究者は事務職員に対して、デスク間の区切りを減らすなど、内装に少し手を入れることで事務所の従業員への悪影響を減らすよう提案している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年9月17日
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