「次の仕事が見つかる前に今の仕事をやめる」とした人は10.4%にとどまり、高所得者が多かった。高所得者は仕事の能力が高く、貯金も十分にある人が多く、次の仕事を見つけずに今の仕事をやめても、その結果を十分に引き受ける力があるからだと考えられる。
同じホワイトカラーでも既婚者より未婚者の転職率が高く、また未婚者の場合、次の仕事を決めぬまま辞職する確率が高いという特徴がある。独身ホワイトカラーの14.4%が次の仕事を見つける前に今の仕事を辞めているが、既婚者ではこの割合が7.6%にとどまる。
同報告の分析によれば、「既婚者は高齢者や子どもの面倒を見る必要があり、経済的負担が重いため、転職はより慎重にならざるを得ない」という。
▽キャリアプランを立てたい男性ホワイトカラー
同報告は若いホワイトカラーのキャリアプランについて統計を取り、その結果、男性の19.7%が5年間以上のキャリアプランを立てていることがわかった。女性ではこの割合が11%だった。
また年齢層ごとにキャリアプランに違いがみられた。95後(1995年から1999年生まれ)は1〜3年間のプランを立てる人が最も多く35.2%に達し、80後(1980年代生まれ)と90後(1990年代生まれ)を上回った。90後は中期的プランを立てる人が多く、3〜5年間の割合が最高で44.9%に達した。
同報告は、「90後の若いホワイトカラーは働き始めてから比較的長い時間が経っており、仕事も生活も相対的に安定しており、キャリア上の目標が明確で、中期キャリアプランを立てる傾向がある。また95後は働き始めたばかりで、総合的なキャリア成長ということではまだ明確な構想がなく、短期的プランを立てる人の割合が最も高い」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月28日
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