▽中日第三国協力の旗艦プロジェクトはタイの「東部経済回廊」
日本メディアの報道によれば、今回の作業メカニズム会議で具体的な協力プロジェクトを検討する際に、タイの「東部経済回廊の開発計画」について協力を展開する可能性について重点的に検討されたとしている。
「東部経済回廊」とはタイが南東部沿海地域に経済区を設け、高速鉄道や鉄道の複線化、空港、港などのインフラを大いに発展させ、またその一連の投資優遇政策で投資を引き付け、付加価値が高い新興産業を発展させる開発計画を指している。
このプロジェクトが中日第三国市場協力の旗艦プロジェクトにふさわしいと考えられている理由として主に下記の数点が挙げられている。
まず、タイは中国と日本のいずれとも友好的で、長期的に安定した関係を築いているだけでなく、タイは中国と日本が東南アジア地域でプロジェクトを行う上で重要な経済貿易協力パートナー先の一つでもあるため、三国間の協力の基盤は他国と比べ、比較的堅固となっている。
次に、「東部経済回廊」の発展の見通しは明るく、投資への需要が巨大である点。タイ政府はたびたび中日両国に対し投資を要請しており、中日両国の参加意欲も比較的高い。
また、中日両国がインフラと産業発展などの面においてそれぞれの優位性を備えており、同プロジェクトを通して最大限に相互補完することができる。
最後に、中国、日本、タイ三国に関わる大型企業がすでに戦略協力パートナーを結んでおり、プロジェクトに対するフォローをスタートさせているほか、初歩的な合意にも達している。このように三国の協力基礎が堅固となっている。
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