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李克強総理のオランダ訪問 イノベーション協力と「一帯一路」共同建設を推進

人民網日本語版 2018年10月11日14:26

李克強総理が近くオランダを公式訪問する。両国関係は力強い勢いで発展しており、李総理の訪問はさらに多くのイノベーション協力を成就に導くと考えられ、「一帯一路」共同建設面でも積極的な進展があるかも知れないと分析される。中国新聞社が伝えた。

王超外交副部長(外務次官)は9日の国内外プレス向けブリーフィングで「李総理のオランダ訪問は就任後初であり、中国総理の同国訪問は14年ぶりでもある。中国側は今回の訪問を通じてオランダ側と戦略的意思疎通を強化し、相互理解と政治的相互信頼を一層増進し、実務協力の水準を高め、両国関係及び中国EU協力に新たな原動力を与えることを期待している」と説明した。

中国の呉懇駐オランダ大使は先日「中国オランダ関係は両国の指導者が直接先導する中、史上最良の時期に入りつつあり、政治、経済・貿易、科学技術、人・文化の各分野で実り豊かな成果を挙げている。現在、オランダにとって中国はEU外で第2の貿易パートナーであり、中国にとってオランダはEU内で第3の貿易パートナーだ。2017年に両国貿易は786億ドルに達し、過去最高を更新した。また、毎年35万人の中国人観光客がオランダを訪れ、1万人近くの中国人留学生がオランダで学んでいる」と指摘した。

「中国オランダ関係を中国EU関係の枠組に入れて見ると、包括的、広範囲、多層的という位置付けにも合致する」。中国国際問題研究院欧州研究所の金玲副所長は10日、中国新聞社の取材にこう指摘した。

政府筋によると、李総理は訪問中、オランダ側指導者と両国関係、中国EU関係、関心を共有する国際・地域問題について踏み込んだ意見交換をする。双方は税関、航空、エネルギー、金融分野の協力協定に調印する。

金氏によると、オランダは西側で最も早く中国と戦略的・長期的科学研究協力を始めた国の1つであり、ハイテク、マイクロエレクトロニクス、航空宇宙などイノベーション分野で将来双方には大きな協力の余地がある。

また、オランダは欧州において地理的に特殊な位置にある。中国オランダ貿易は中継貿易が多く、オランダは中国と欧州の貿易において重要な起点としての役割を果たしている。港湾施設に頼った相互接続の拡大は、すでに両国協力の大きな注目点となっている。

取材した専門家はいずれも、中国の打ち出した「一帯一路」イニシアティブは中国オランダ両国に新たなチャンスを多くもたらすと指摘した。呉大使は就任後2年余りの間、地方の州・市や民間企業を含め訪問した先々で「一帯一路」協力への参加方法を尋ねられたという。今年前半に訪中したアレキサンダー国王とルッテ首相も「一帯一路」共同建設への熱意を表明した。

金氏は「一部の国が依然として『一帯一路』イニシアティブに疑念や懸念を抱く中、中国側が今回の訪問の助けを借りてEU創設時加盟国の1つであるオランダと実務協力を推進し、さらに協力文書に調印すれば、デモンストレーション効果を挙げる。特に一国主義、保護主義、反グローバル化思想が台頭する中、中国オランダ両国はなおさらに公正で自由な世界貿易・投資体制を守り、相互開放を拡大し、発展のチャンスを共有するという積極的なメッセージを伝えるべきだ」と指摘した。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年10月11日

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