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引退表明した福原愛選手、中国の「大魔王」に立ち向かい続けたその縁とは

人民網日本語版 2018年10月25日08:24

日本女子卓球選手の福原愛さんが21日夜、自身のブログで「選手としての立場を、ここで一区切りつけることを決意しました」と記し、競技からの引退を表明した。中国新聞網が報じた。

福原さんが特に何かの記念日でもない平日に引退を表明し、セカンドライフを始めるというのは、決して意外なことではない。なぜなら、2016年のリオデジャネイロ五輪以降、福原さんは国際的な試合には全く参加していないからだ。

引退を決意したことについて、福原さんは、「リオオリンピックから二年が経ち、結婚や出産を経験し、日々育児に励みつつも、競技のことが頭から離れることはありませんでした」としながらも、「私も今までとは違う立場で卓球と向き合うようになり、色々と考えることも多くなりましたが、最近ようやく自分の中で答えが見つかりました」と、ずっと悩んだ末、出した答えであることを綴っている。

外国人選手としての福原さんが、中国で最もレベルの高い中国スーパーリーグで一席を占めたことは容易ではない。約20年のプロ卓球選手としてのキャリアにピリオドを打った福原さんは、中国にもしっかりとその足跡を残した。

福原さんは3歳の時から卓球を始め、5歳の時に中国で初めて練習をし、宮城県代表として日本の全国大会に出場し、6歳の時に全日本選手権バンビの部(小2以下)において、優勝した。その後、10歳でプロ宣言し、日本代表として国際試合に参加するようになった。

04年のアテネ五輪には、史上最年少で参加し、それ以降は、日本の女子卓球を牽引する絶対的な主力として活躍し、ロンドン五輪の女性団体では、日本卓球史上初となる銀メダルを獲得し、リオデジャネイロ五輪の女子団体では銅メダルを獲得し、16年世界選手権の女子団体では銀メダルを獲得した。


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