ふだん社交的で活発な人が、金払いも良いとは限らない。米国の最新研究から、穏やかで内向的な人の方が、お金を遣うときには金払いが良い傾向がある事実が判明した。生命時報が伝えた。
市場学・経済学の専門家は、「毎年わずか十数日の祝祭日の消費額が小売業者の年間利益額の5分の一を占めている」と指摘。今回、米ノースウェスタン大学の心理学専門家サラ・ウェストン博士と英ユニバーシティカレッジロンドンの研究チームは、2133人を対象に、祝祭日中の2万件あまりの消費行動について分析を進めた。
研究チームは、5つの性格特性(開放性・真面目さ・外向性・協調性・精神安定性)に基づき、被験者を5つのグループに分けた。その結果、情緒不安定で、生活が不規則で、精神的に緊張しやすい神経質タイプ、好奇心旺盛で新しい物事に対して興味を抱きやすい開放性タイプ、そして感情が表に出やすく、朗らかな性格の外交性タイプはいずれも、お金を遣うときに慎重な姿勢を示す傾向が高かった。一方、内向的で自信があり、情緒が安定しており孤独を好む非開放性タイプと責任感が強いタイプは、気前よくお金を遣う傾向があることを突き止めた。
ウェストン博士は、「小売業者が、人々の消費習慣と性格・心理の要素との興味深い関係性を理解し、より良いマーケティングプランを出す上で、この研究結果が一助となるよう願っている」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年11月1日
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