11月14日午後10時、重慶市渝北区にある百世快逓重慶中継センターはまだ、照明が光り輝いていた。荷降ろし、仕分け、保安検査、積載、入港、出港と、現場の数百人が明確な分業により秩序正しく、大小さまざまな荷物を整理していた。経済日報が伝えた。
百世集団西南大区の張嵩社長は、二層自動ピッキングラインを指さしながら、「13日より入港する荷物が目に見えて増加している。当社が取り扱う荷物の8割以上が3キロ以下と小さいが、数が多い。今年、中継センターに自動ピッキングラインが新設された。その上層は郊外の区県に向かい、下層は重慶市内に向かう荷物だ。作業エリアの面積は変わらないが、今年の取扱量は昨年より50%増加している。毎日中継センターを出入りする荷物は150万個にのぼる」と説明した。
ピーク時の宅配ルートの安定を保証するため、中通快逓重慶市管理センターは既存の2万3000平方メートルの作業エリアに、さらに1万3000平方メートルを追加し、二層自動ピッキングシステムを導入した。中通快逓集団重慶市管理センターの藍柏社長は取材に対して、単層自動ピッキングシステムの処理能力は毎時2万個前後だが、新たに導入された二層自動ピッキングシステムは4−6万個にのぼると説明した。
筆者の調べによると、自動化ピッキング装置はすでに郵政・宅配企業の標準スペックになっているようだ。中国郵政集団重慶市郵区センター第三郵便物処理センターで、中郵科技が独自開発した二層大型ピッキング装置が高速稼働していた。荷物は事前に作成された電子地図に基づき、自分の「家」に駆け向かう。同センターのピッキング担当者である陳麗氏によると、荷物は下ろされてから積み込まれるまで全自動直結ルートを使えば2分しかかからず、別ルートであれば最長10分かかる。
今年の配送ピーク時に、宅配企業は科学技術の投資を拡大した。自動化ピッキング、無人倉庫、スマートピッキングロボットが徐々に普及している。科学技術の応用により、都市・行政区の各営業所、すべての配送ルート、すべての宅配員に至る全過程が可視化され、業界の対応力が大幅に強化された。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月21日
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