中国青年報社社会調査センターが先週、問巻網と共同で2017人を対象に行った調査によると、回答者の84.5%が、「『ダブル11』(11月11日のネットショッピングイベント)の安さにつられて大量にものを買い込んだ」と答え、よく買われた商品は日用雑貨、衣類・靴類・帽子類、ベビー・マタニティ用品だったという。73.3%が、「買いすぎて後悔したことがある」と率直に答え、このうち男性の割合が女性を上回った。ECのショッピングイベントに対して、83.3%が、「以前よりも冷静になった」とし、70.5%が、「事前に買い物リストを作って、計画的に買い物した方がいい」としている。「中国青年報」が伝えた。
▽よく買われたのは日用雑貨、衣類・靴類・帽子類、ベビー・マタニティ用品
調査によると、回答者の84.5%が、「『ダブル11』で大量にものを買い込んだ」としており、詳しくみると男性の割合が88.1%で、女性の84.8%を上回った。83.0%の回答者が、「身の回りにECプラットフォームで大量に買い物するのが好きな人がいる」と答え、「非常に好きな人がいる」は19.7%だった。よく買われた商品は日用雑貨(63.0%)、衣類・靴類・帽子類(52.0%)、ベビー・マタニティ用品(45.0%)。このほか食品・アルコール・飲料品(37.2%)、カバン・アクセサリー(34.5%)、音響映像製品・書籍(8.8%)などがある。
華東師範大学商学院の薛海波准教授の説明によると、「消費の動機はさまざまで、消費に先立ってよく考え、しばらく経ってから買い物するという人もいれば、キャンペーンをみると、今必要でないものでも買ってしまうという人もいる。消費を誘発する要因があるという人もいて、たとえばダイエットの計画があり、この服は今は着られないけれど、やせれば着られるようになると考えることが消費の動機になるケースだ。消費を決定する要因は多種多様で、ショッピングイベントになると、価格要因につられる人が最も多くなると考えられる」という。
▽「事前に買い物リストを作り、計画的に買い物を」70.5%
調査によると、回答者の73.3%が、「買いすぎて後悔したことがある」と率直に答え、詳しくみると男性が75.9%で、女性の70.8%を上回った。ECショッピングイベントに対し、「以前よりも冷静になった」とした人が83.3%に上った。
ショッピングイベントで大量にものを買い込むことを人々はどのようにみているのだろうか。調査では、「1度にたくさん買えば時間と労力の節約になる」とした人が58.8%、「安いときに買えばお金の節約になる」が51.3%、「買いすぎて使い切れなければ浪費になる」が49.2%、「買い込んだものが家中にあふれると、生活の質が低下する」が33.3%、「必要ないものを衝動的に買うのは実は損だ」が23.9%だった。
消費者はECショッピングイベントにどのように向き合っているか。調査では、回答者のうち70.5%が、「事前に買い物リストを作って、計画的に買い物した方がいい」とし、60.6%が、「買いたい衝動をコントロールして、本当に必要なものだけ買うようにした方がいい」と答え、59.4%が、「自分の消費水準に合わせて適切な量を買うべき」とし、32.2%が、「理性を保ち、目先の利益のためにかえって重大な損失を被らないようにすべき」とした。
今回の調査の回答者の内訳をみると、男性が49.3%、女性が50.7%で、居住地は一線都市が27.4%、二線都市が52.1%、三線・四線都市が18.2%、小都市が2.0%、農村が0.3%だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年11月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn