未来のトイレは、どのような形をしているのだろうか。先ほど上海で開かれた第3回中国トイレ革命革新博覧会では、人々の想像を超える画期的な技術が登場した。新華社が伝えた。
トイレに水はなくてもいいだろうか。北京藍潔士科技公司の呉昊社長は、「無水洗衛生トイレ」を紹介した。これは一部の観光地ですでに使用されている。製品の原理はこうだ。尿を集めて除臭・抑菌・変色処理を施し、これを水洗用とする。便を粉砕し除臭し、資源化処理しやすくする。このトイレは観光地の利便性を高めている。「北京・故宮の闕左門と闕右門の仮設トイレは良い例で、1日延べ3000人が使える」。
トイレ博覧会では、サービスと管理の優れた製品も公開された。
より行き届いたサービスを提供する「顔認証トイレットペーパー配布装置」が、今年の博覧会で注目を集めた。天津首連科技上海分公司の楊静社長は、「感知エリアに立つと、装置が顔認証を行いトイレットペーパーを1度に60−90センチ出してくれる。足りないと感じるならば、QRコードスキャンでもう一度受け取ることができる。同じ人は9分内で2回までだ」と説明した。
得一環境科技公司は「スマート管理システム」を展示した。同社の王諍社長によると、システムには複数のセンサーが含まれ、空気中の窒素、硫化水素、PM2.5、TVOCの濃度を測定する。濃度が基準を超えると、システムが自動的に除臭を行う。またシステムは現在のトイレの使用状況、利用者の数、水の使用量を表示できる。市民の利便性が高まり、管理人も漏水があるか調べることができる。
スマート制御の他に、コスト削減も必要だ。王氏は「業界から見ると、スマート公衆トイレ管理システムのコストは高く、このセットで4万元(1元は約16.3円)ほどする。来年は設備全体のコストを1万元以内に抑えたい」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月21日
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